敦賀市議会 1999-03-19
平成11年第1回定例会(第5号) 本文 1999-03-19
第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、多数をもって原案どおり認めることに決しました。
第22号議案 平成11年度市立敦賀病院事業会計予算については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第24号議案 敦賀市職員定数条例の一部改正の件
第25号議案 敦賀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正の件
以上2件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
第26号議案 職員の給与に関する条例の一部改正の件
第27号議案 職員の旅費支給に関する条例及び特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正の件
以上2件については、いずれも多数をもって原案どおり認めることに決しました。
以上が、本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
7
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
8
◯議長(
上野修一君) 次に、産業経済常任
委員長 赤坂長太郎君。
〔産業経済常任
委員長 赤坂長太郎君登壇〕
9
◯産業経済常任委員長(
赤坂長太郎君) 今
定例会において、産業経済常任委員会に付託されました案件審査のため、3月15日午前10時から、委員多数出席(1名欠席)のもと、第2委員会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の結果について御報告いたします。
第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第11号議案 平成11年度敦賀市港湾施設事業特別会計予算
第13号議案 平成11年度敦賀市農業共済事業特別会計予算
第14号議案 平成11年度敦賀市温泉街造成管理特別会計予算
第18号議案 平成11年度敦賀市地方卸売市場特別会計予算
第20号議案 平成11年度敦賀市漁業集落環境整備事業特別会計予算
第21号議案 平成11年度敦賀市農業集落排水事業特別会計予算
以上の各特別会計予算については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
第28号議案 敦賀市農業共済条例の一部改正の件
第29号議案 敦賀市勤労福祉センター設置および管理に関する条例の一部改正等の件
以上2件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
第35号議案 新たに生じた土地の確認の件
第36号議案 字の区域の変更の件
第38号議案 農業共済事業の賦課総額及び賦課単価を定める件
第39号議案 字の区域の変更の件
以上4件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
以上が、本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
10
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
11
◯議長(
上野修一君) 次に、文教民生常任
委員長 竹中純夫君。
〔文教民生常任
委員長 竹中純夫君登壇〕
12
◯文教民生常任委員長(
竹中純夫君) 今
定例会において、文教民生常任委員会に付託されました案件審査のため、3月15日午前10時から、委員全員出席のもと、第3委員会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の結果について御報告いたします。
第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第16号議案 平成11年度敦賀市国民健康保険(事業勘定の部及び施設勘定の部)特別会計予算
第19号議案 平成11年度敦賀市老人保健特別会計予算
以上2件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
第30号議案 敦賀市社会福祉施設設置及び管理条例の一部改正の件
第31号議案 精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定の件
第33号議案 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定の件
第34号議案 敦賀市スポーツ施設の設置及び管理に関する条例の一部改正の件
以上4件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
以上が、本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
13
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
14
◯議長(
上野修一君) 次に、建設常任副
委員長 谷出晴彦君。
〔建設常任副
委員長 谷出晴彦君登壇〕
15
◯建設常任副
委員長(
谷出晴彦君) 今
定例会において、建設常任委員会に付託されました案件審査のため、3月15日午前10時から、委員多数出席(1名欠席)のもと、第4委員会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の結果について御報告いたします。
第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第12号議案 平成11年度敦賀都市計画土地区画整理事業特別会計予算
第15号議案 平成11年度敦賀市簡易水道特別会計予算
第17号議案 平成11年度敦賀市下水道事業特別会計予算
以上3件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
第23号議案 平成11年度敦賀市水道事業会計予算については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第32号議案 敦賀市簡易水道供給条例及び敦賀市水道事業給水条例の一部改正の件
第40号議案 市道路線の廃止の件
第41号議案 市道路線の認定の件
以上3件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
以上が、本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
16
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
17
◯議長(
上野修一君) 以上で各
委員長の報告及び質疑を終結いたします。
これより採決いたします。
一括議題といたしました各議案中、討論通告及び分離採決の申し出がある議案を除く、第11号議案から第25号議案まで、第28号議案から第36議案まで、及び第38号議案から第41号議案までの計28件について、各
委員長の報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
18
◯議長(
上野修一君) 起立全員。よって、第11号議案から第25号議案まで、第28号議案から第36号議案まで、及び第38号議案から第41号議案までの計28件については、各
委員長の報告のとおり可決いたしました。
────────────────
19
◯議長(
上野修一君) これより討論通告及び分離採決の申し出があります第10号議案について、討論を行います。
まず、
委員長報告に反対の討論を求めます。
奥山裕二君。
〔11番
奥山裕二君登壇〕
20 ◯11番(
奥山裕二君) 日本共産党敦賀市会議員団の
奥山裕二でございます。
日本共産党敦賀市会議員団を代表いたしまして、第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算について、
委員長の報告に反対の討論を行います。
今年度の予算を見てみますと、今までと同じように電力依存型予算であり、原発からの依存体質から早く脱却をして、健全な財政を確立することが重要であるということをまず申し上げておきたいと思います。
一方、歳出の面では、コミュニティーバス運行事業、道路側溝の新設改良工事事業、ダイオキシン調査、雨水整備事業、商店街空き店舗活用ギャラリー事業など、我が党のこれまでの要求や市民の要望の予算化は評価をできるものであります。
しかし、自衛隊関係予算歳入の7万3000円と歳出の9万3000円は、大した額ではありませんが、世界が軍縮の方向に進んでいる中で、日本だけが軍備費を増加させております。
さらに、今国会でガイドライン法案が審議をされておりますが、ガイドライン法案とはまさにアメリカの戦争に日本が参加する戦争法案であります。日本国憲法第9条は戦争はしない、戦力は持たないという2つのことを決めており、自民党政府はこれまで自衛のためならいいのだとごまかして、自衛隊という名の戦力をつくってまいりました。
しかし、自衛隊は国民世論と運動の中で、海外での戦争にこれまで乗り出すことはできませんでした。ところが政府は、ガイドライン法をつくって憲法の戦争はしないという決まりまでひっくり返し、自衛隊を今度は海外の戦争に乗り出させようとしているように、自衛隊が米軍の核戦略の一翼を担っていくことに自衛隊が組み込まれていく中で、自治体もこれに加担をしていくことに対し、断固反対するものであります。
また、広報安全対策費の原子力施設見学会費51万2000円、福井原子力センター負担金 125万円、その他広報安全等対策事業費1779万7000円は原発を推進する予算でありますが、原発先進国であるアメリカや旧ソ連での原発事故や、国内ではもんじゅのナトリウム火災事故、関西電力美浜発電所での蒸気発生器細管破断事故など、原子力発電所は今、全国で毎月事故、故障を繰り返し、さらに各事故対策のおくれなど、今日の原子力発電所は技術的にも未成熟であり、市民は不安を感じております。
もんじゅを動かさないでほしい、もうこれ以上の原発は要らないというのが市民の声であります。市民の安全を守る防災体制は机の上でかいただけで、ほとんど実行されず、地場産業や市長の掲げている観光など、地域発展とは両立しないものであります。
また、私学振興費の敦賀気比高校敷地借上料 451万円は、2万 498m2 を沓見生産森林組合から1m2 当たり 220円で借り上げるものでありますが、敦賀市が県によって私立高校を押しつけられたものであり、当然、県に負担をさせるべき性格のものであります。
さらに、商工業振興費のLNG基地建設推進事業費24万円は、LNG基地建設に対する安全性や事故対策、地震対策、自然保護など、市民に対して納得し得る具体的対策がいまだに示されていない中で、市民の中から不安の声が上がっております。LNG基地建設を強引に推し進めようとしているものであります。
さらに、一般管理費の行政改革推進費22万9000円でありますが、行政のむだを省き浪費をなくすことは当然でありますが、昨年来の不況の中で、市民にこれ以上負担をかけず、今こそ市民の暮らしを守ることが重要であります。
今、行政が行うことはもんじゅの永久停止であり、日本原電敦賀3、4号炉増設を認めないこと、市民の意見を十分把握するため住民投票を実施することであり、住民参加の防災訓練、ヨウ素剤の身近な場所への配備など防災体制の確立を行うなど、安全性確保を最優先し、市民の健康と暮らしを守ることが重要であります。
派手なイベントの開催より福祉、教育優先の行政に今こそ切りかえていかなければならないことを申し上げまして、第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算に対し、
委員長の報告に反対の討論といたします。
皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
21
◯議長(
上野修一君) 次に、
委員長報告に賛成の討論を求めます。
増田一司君。
〔8番
増田一司君登壇〕
22 ◯8番(
増田一司君) 市政会の
増田一司でございます。
私は、第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算について、
委員長報告に対し、賛成の立場から討論を行います。
本市の新年度予算は、来る4月に統一地方選挙が実施されることから骨格予算が編成され、経常経費や早期に予算措置を必要とするものについて計上し、重要施策については、選挙後の補正予算において肉づけされるということでございます。
こうした中で編成された本市の
一般会計当初予算は 234億1998万2000円で、前年度に比べ13.2%減少しておりますが、総合的な福祉施策や生活関連事業の整備を中心に第5次総合計画を着実に推進する予算となっております。
まず、「人が集う、魅力ある都市づくり」では、開港 100周年を迎える敦賀港の記念事業を成功させるべく強い決意のもとに、記念事業はもとよりアクセス道路となるシンボルロードの整備、彫像の設置、中心市街地の空き店舗活用など、市民とともに取り組む姿勢の見える積極的な予算が計上されております。
「快適に暮らせる都市づくり」では、幹線道路の段差解消や市営住宅の身障者用スロープの設置など、高齢者に配慮した施設を計上するとともに、ダイオキシン類の調査や低公害車普及にかかわる補助金など、市民生活に直結したきめ細やかな予算となっており、「ふれあいと温もりのある都市づくり」につきましても、平成12年度から開始される介護保険の対応や障害者のデイサービス事業の開始、子育て支援事業の充実など、市民の安全と安心を基本に配分がなされております。
また、「活力とにぎわいのある都市づくり」では、長引く景気の低迷に配慮した中小企業対策や市民が待ち望んでいる市民温泉施設建設事業が計上されており、「人を育み、文化を創る都市づくり」では、教育環境の整備やスポーツ施設の整備充実に手厚い予算配分がなされており、財源の重点的、効率的な配分がなされたものと高く評価するものであります。
一方、歳入予算でありますが、市税については恒久的減税等による影響額を見込み、対前年度対比 3.2%減で計上し、また、地方譲与税や地方消費税交付金、新たに制度化された地方特例交付金などにつきましても、確実な歳入を見込み、計上されております。
市債につきましても、骨格予算ということもありますが、対前年度比69.3%の減で計上され、慎重な上にも堅実な予算となっております。
さて、反対討論で御指摘がありました原子力関係予算でございますが、これにつきましては、今日まで何回も議論を重ねてきたものであります。私たちといたしましても、市民の安全と安心を第一に、国や事業者に対して厳しい姿勢で臨んできたところであり、また、今後も同様、関係機関に強く求めてまいるものでありますが、国策に沿いながら市民福祉の向上と地域の活性化に大きく寄与させることが大切であると考えております。
自衛官募集事業委託金ですが、これにつきましては、基本的な認識の相違でありますので、省略いたします。
気比高校敷地借上料につきましては、もう一校敦賀に高校をという市民の強い要望に沿って設立された経過があり、本市の高等教育振興に大きく寄与しており、立地市として当然のことと考えております。
以上、申し上げまして、第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算について、各
委員長報告に対し、賛成討論といたします。
議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
23
◯議長(
上野修一君) 以上で第10号議案について討論を打ち切り、採決いたします。
ただいま討論いたしました第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算について、各
委員長の報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、第10号議案 平成11年度敦賀市
一般会計予算については、各
委員長報告のとおり可決いたしました。
────────────────
25
◯議長(
上野修一君) 次に、分離採決の申し出がある各議案について採決いたします。
まず、第26号議案 職員の給与に関する条例の一部改正の件について、
委員長報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、第26号議案については、
委員長報告のとおり可決いたしました。
────────────────
27
◯議長(
上野修一君) 次に、第27号議案 職員の旅費支給に関する条例及び特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正の件について、
委員長報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
28
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、第27号議案については、
委員長報告のとおり、可決いたしました。
日程第2 請願・陳情、特別委員会中間報
告
29
◯議長(
上野修一君) 日程第2 請願・陳情を議題といたします。
これより、各委員会に付託しております請願・陳情について、その審査の結果につき各
委員長の報告を求めます。
お諮りいたします。
この際、請願・陳情の審査結果とあわせて、特別委員会の中間報告を求めることにいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし。」の声あり〕
30
◯議長(
上野修一君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、請願・陳情の審査結果報告とあわせて、特別委員会の中間報告を求めることに決しました。
まず、産業経済常任
委員長 赤坂長太郎君。
〔産業経済常任
委員長 赤坂長太郎君登壇〕
31
◯産業経済常任委員長(
赤坂長太郎君) 今
定例会において、産業経済常任委員会に付託されました陳情及び前回より継続審査となっております請願の審査結果について御報告を申し上げます。
陳情第2号 米の関税化を撤回し、食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書の提出については、多数をもって継続審査とすべきものと決しました。
前回から継続審査となっております請願第1号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出については、多数をもって継続審査とすべきものと決しました。
以上が、本委員会に付託されました請願1件、陳情1件の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
32
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
33
◯議長(
上野修一君) 次に、文教民生常任
委員長 竹中純夫君。
〔文教民生常任
委員長 竹中純夫君登壇〕
34
◯文教民生常任委員長(
竹中純夫君) 今
定例会において、文教民生常任委員会に付託されました請願並びに陳情の審査結果について御報告申し上げます。
請願第1号 乳幼児医療費無料制度の確立を求める意見書の提出については、多数をもって不採択とすべきものと決しました。
陳情第1号 社会福祉の拡充を求める意見書の提出については、多数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上が、本委員会に付託されました請願1件、陳情1件の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
35
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
36 ◯20番(
河内 猛君) 請願第1号と陳情第1号、不採択という
委員長報告でございますが、不採択となった理由につきまして、どういう意見があったのかお聞きをいたします。
37
◯文教民生常任委員長(
竹中純夫君) 不採択の意見でございますが、乳幼児の無料化というのは地方自治体によっていろいろでこぼこがあるわけでございますが、そういう中で、今、国へ意見書を出して、そして無料化にせいと言うてもこれはちょっとそういう傾向とは違うんではないかということの意見。
それから、6歳までやって全額国庫補助ということは、その可能性というのはちょっと今のところ市の負担もふえることでありますので、無理ではないかということでございます。
また、社会福祉の拡充でございますけれども、社会福祉基礎構造改革をやっている、そういう中におきまして、意見書ということも適当ではないんではないかということでございます。
38 ◯20番(
河内 猛君) まず、請願第1号でございますが、この文章の中にもございますが、乳幼児医療費の無料化への願いは切実ですと。そして多くの市町村で次々拡充をすると、こういうことで、そういった意見書の採択が行われていっておると。さらに「子育て中の若い世帯は収入が低く、少子化への対策としても社会的な支援策の強化が求められております」という、こういうふうに文章に出ております。
委員会の討論の中で、そういう子育ての問題でありますが、実際上、切実なというそういうその市民の声、そういったものが出されたのかどうかということ。これまず聞いておきたい。
私は、これはもう採択をして意見書を提出すべきだという考え方に立って質問をする次第です。
それから、陳情第1号でありますが、この関係は厚生省が社会福祉基礎構造改革の審議と、このようなことで諮問機関でありますけれども、これは厚相の諮問機関ということで、中央社会福祉審議会というのがあるんですが、そこで検討されたその結果を受けて法案化と、こういうことで進められてきておるわけです。
その内容をちょっと見てみますと、一つは憲法第25条に基づく措置制度の全面廃止です。この措置制度の全面廃止というのは、障害者や児童などへの福祉サービスにつきまして、行政の責任を明確にした現行の措置制度を契約制度に変えると、こういう内容なんです。
それから2つ目には、福祉サービスの無償ないし所得に応じた応能負担から受益者負担論による応益負担へ転換をすると、こういう内容が含まれております。
そしてさらに3つ目は、社会福祉事業への営利資本の参入促進と、こういう内容なんです。
これらを見てみますと、私はこう思うんですが、社会福祉に関する責任を事業者と利用者相互の責任に転嫁をする、こういうことはちょっと問題だと、そういうふう思っております。言えば、国民負担を増大をするということにつながると、こういうことであります。
それから、営利目的の企業が保育所に参入してくるということになれば、子供の発達を保障する保育の充実よりも、コスト削減のために保育の質の低下をもたらすと。言えば、子供の権利をないがしろにする事態が起こってくると、こういうふうに私は痛切に感じておるわけでありまして、こういったことは許してはならんというふうに実は思うわけでありまして、意見書を提出してそれらの問題点についてきちっと申し上げていくということが大切だと、そう思いまして、私はこれは採択をすべきだと、そういうふうに実は思うわけであります。
そういった内容の討論があったかどうか、その辺のところをお聞きをいたしておきます。
39
◯文教民生常任委員長(
竹中純夫君)
河内議員の今おっしゃったようなことは、同僚議員からも十分
発言がございまして、力説をされたわけでございますけれども、そういうことでいろいろ十分審議をしたいわけですけれども、あとわずかでございますので、継続にして審議したいわけですけれども、そういう時間もないことでございますので、そんな無責任な継続ということはいけませんということで不採択ということになったわけでございます。よろしくお願いします。
40
◯議長(
上野修一君) 次に、原子力・
火力発電所特別委員長 馬渕憲二君。
〔原子力・
火力発電所特別委員長 馬渕
憲二君登壇〕
41
◯原子力・
火力発電所特別委員長(
馬渕憲二君) 3月17日午前10時から、委員全員出席のもと、第1委員会室において委員会を開催いたしました。
席上、理事者から別紙参考資料のとおり、
火力発電所関係
1.北陸電力株式会社敦賀火力発電所1号機
2.北陸電力株式会社敦賀火力発電所2号機
原子力発電所関係
1.日本原子力発電株式会社 敦賀発電所1
号機
2.日本原子力発電株式会社 敦賀発電所2
号機
3.核燃料サイクル開発機構 新型転換炉ふ
げん発電所(ATR)
4.核燃料サイクル開発機構 高速増殖原型
炉もんじゅ(FBR)
5.関西電力株式会社 美浜発電所1号機
6.関西電力株式会社 美浜発電所2号機
7.関西電力株式会社 美浜発電所3号機
8.福井県原子力環境安全管理協議会
以上、10点について報告を受けました。
次に、昨年12月
定例会より継続審査となっております陳情1件の審査結果について御報告いたします。
平成7年陳情第16号 「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故に厳しく抗議し、運転永久停止を要求する意見書の提出については、継続審査にすべきとの意見があり、まず継続審査について採決した結果、賛成少数のため否決となりました。次に、採択について諮ったところ、賛成少数により不採択とすべきものと決しました。
以上が、原子力・火力発電所特別委員会の審査結果報告及び中間報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
42
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
43
◯議長(
上野修一君) 次に、環境保全対策特別
委員長 中村純一郎君。
〔環境保全対策特別
委員長 中村純一郎
君登壇〕
44 ◯環境保全対策特別
委員長(中村純一郎君)
環境保全対策特別委員会の中間報告をいたします。
3月17日午後1時から、委員全員出席のもと、第2委員会室において委員会を開催いたしました。
席上、理事者から別紙参考資料のとおり、
1.公共用水域等水質調査結果
2.民間一般・産業廃棄物最終処分場等に係
る調査結果
3.ダイオキシン類の調査結果
4.水環境中の内分泌攪乱化学物質の実態概
況調査
5.大阪ガス(株)敦賀LNG基地に係る経緯
6.大阪ガス(株)敦賀LNG基地建設予定地
地質調査の状況
以上、6点について報告を受けました。
以上が、環境保全対策特別委員会の中間報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
45
◯議長(
上野修一君) ただいまの
委員長報告に御質疑ありませんか。
46 ◯7番(宮崎則夫君) ただいま
委員長から報告がありましたけれども、別紙参考資料の (4)で東郷地区の平成11年1月の調査結果は次のとおりであるということで、樫曲地区で大腸菌群が水道法に定める水質基準を超えていると、これが1点と。愛発地区の平成11年1月の調査結果は次のとおりであるという報告があるんですけれども、水素イオン濃度が水道法に定める水質基準を超えていると、この2点ですが、どのように対策をされているのか、協議されたのかお知らせをいただきたいし、されているのであればどのように今後対策をとるのか、この2点をお尋ねをいたします。
47 ◯環境保全対策特別
委員長(中村純一郎君) お答えいたします。
東郷地区・愛発地区家庭用地下水質調査のアとイの件だと思いますが、この件に対して委員の中からは、特別な意見はございませんでした。
以上です。
48
◯議長(
上野修一君) 以上で、
委員長の報告及び質疑を終結いたします。
これより討論通告及び分離採決の申し出があります請願・陳情について、討論を行います。
平成7年陳情第16号について、
委員長報告に反対の討論を求めます。上原修一君。
49 ◯1番(上原修一君) 日本共産党の上原修一でございます。
私は、日本共産党敦賀市会議員団を代表いたしまして、陳情第16号 「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故に厳しく抗議し、運転永久停止を要求する意見書の提出の件について、
委員長報告に反対の討論を行います。
高速増殖炉もんじゅの事故が起きて以来、県内の市町村の議会では凍結とか廃炉、永久運転停止ということが決議されてきました。敦賀市議会では、もんじゅのナトリウム事故に対して国が責任を持って原因を究明し、原因が明らかになるまで継続審議とすることになっておりました。しかし、敦賀市民が納得のいく原因究明がなされていない段階で不採択にしてしまうということは、敦賀市民も納得はいたしません。河瀬市長も、総点検の終了していない段階で運転再開を議論する状況ではないと言っているわけですから、慎重に議論をしていくべきだったと思います。
高速増殖炉というのは、技術的に言ってナトリウムの取り扱い技術が確立ができていないということであります。高速増殖炉には炉心の熱を直接冷却する1次系、その熱を水に伝える2次系の冷却材として金属ナトリウムが使われております。金属ナトリウムは空気中の酸素や水に触れると激しく反応いたします。
もんじゅの事故では漏れ出した高温のナトリウムが空気中の酸素と反応、ナトリウム火災を起こし、有害物質である酸化ナトリウムが大量に生成されたことが確認されています。高速増殖炉は、ナトリウム火災を初め核反応が暴走する反応度事故の危険、補修、整備の困難などが指摘されており、従来の原発技術以上に未確立です。
世界の原発先進国のアメリカやイギリス、フランスなどでは、こうした技術的困難に加えて経済的困難が重なり、建設計画を断念し、高速増殖炉から撤退を余儀なくされています。
日本は、もんじゅ計画が始まって以来、当初見積もりを7倍も上回る7000億円をつぎ込んでおります。予想外の設計ミス、燃料製造ミスなどに見舞われ、また、増殖炉のかなめとなる高速増殖炉の使用済燃料の再処理の見込みが全く立っていないにもかかわらず、もんじゅの試験運転を強行し、核燃料リサイクル政策の一環として高速増殖炉路線を進めてきました。
また、56年の請願・陳情の市議会の採択でも、技術的に確立され安全性が保たれているならという条件つきで市議会での請願・陳情が採択されたということであります。しかし、実際に起きるはずのない事故が現実に起きたわけであります。ナトリウムを扱う技術が確立していないということがはっきりしたわけでありますから、これはもう世界の情勢からいっても、当然、高速増殖炉から撤退をすべきであります。もんじゅは永久停止にしなければならないと考えます。
そして、市民団体から提出されている陳情第16号は、住民の安全と信頼を得るために、今議会において採択すべきであると思うわけであります。
以上、申し上げまして陳情第16号につきまして、
委員長報告に反対の討論を終わります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げる次第です。
50
◯議長(
上野修一君) 次に、同じく
委員長報告に反対の討論を求めます。梅木俊一君。
51 ◯22番(梅木俊一君) 市民クラブを代表しまして、平成7年陳情第16号 「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故に厳しく抗議し、運転永久停止を要求する意見書の提出について、原子力・
火力発電所特別委員長の報告に対し反対の討論をいたします。
平成7年の12月議会において私たち敦賀市議会は、全会一致一つの意見書を議決しています。それは、皆様御案内の高速増殖原型炉もんじゅのナトリウム漏えい事故に関する意見書であります。これは、原子力・
火力発電所特別委員長の提案によるもので、敦賀市議会の全会一致をもってのものであります。
その内容は、高速増殖原型炉もんじゅのナトリウム漏えい事故に関する意見書、「高速増殖原型炉「もんじゅ」建設については、国策協力の立場から、安全確保を第一義として敦賀市は設置に同意したところである。平成7年5月のトラブルに続き、今般12月8日の二次系冷却材のナトリウム漏洩という極めて重大な事故を発生せしめたことは、言を絶するものであり、さらに事故発生に係る連絡通報の遅れごときは、さたの限りである。このことは、まさに市民に対する信用失墜行為と言わざるを得ず、強い憤りとともに、国の原子力行政に対しても大きな疑問を抱かせるものである。日増しに高まる住民の不安と不信感の漂う中、風評被害を初め今後負わされる有形無形の諸問題と本市のイメージダウンは計り知れず、誠に憂慮されるところである。
よって、事故の原因究明を徹底して行い、その公表とともに動燃事業団に対し安全性が完全に確保されるまで運転の再開は認めない。あわせて、敦賀市を初め周辺地域住民が抱えている諸問題に対し適切な対応と、この際、各原子力施設の安全確保に万全の対策を講じられるよう強く要請する」というものでありまして、平成7年12月21日、敦賀市議会というものであります。
一方、今回、原子力・火力発電所特別委員会の議題に供されました陳情第16号の「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故に厳しく抗議し、運転永久停止を要求する意見書の提出については、このとき同じ特別委員会の中で議論をされ、この陳情第16号を継続扱いとし、先ほど私が読み上げました高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故に関する意見書を全会一致で関係機関へ提出したものであります。
それから、3年3ヵ月たちましたが、今回、
委員長から報告があった不採択の報告に対し、少し疑問を持たざるを得ないというものであります。それは、陳情第16号と私たちが全会一致決議した意見書は、一体の中でこれまで3年数ヵ月にわたり議論されてきたものではないでしょうか。
そう考えますと、確かに陳情第16号を敦賀市議会は採択はしづらい状況にあると私は考え、そのことは理解します。しかし、不採択とするには、市民に対する信用失墜行為とか国の原子力行政に対する疑問等を払拭されたわけではなく、不安や不信はいまだに解消されているとは言いがたく、まだまだ敦賀市議会としては関係機関へ求めていく部分があるのではないかというふうに私ども市民クラブは考えます。
そういう意味から、全会一致の意見書と陳情第16号の意見書は一体となって議論してきたものであり、なぜ今この時期に強行に採決をし、しかも不採択とするには少し疑問が残ると私どもは考えます。もう少し両方を見比べて議論を続けていく社会的状況に、今、私たちはあるのではないでしょうか。
そういう意味から、私どもは敦賀市議会の特別委員会としては継続審査としてもよかったのではないかと思い、今議会に報告されている
委員長報告に同意いたしかねるということを申し上げ、反対の討論といたします。
議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
52
◯議長(
上野修一君) 以上で平成7年陳情第16号について討論を打ち切り、採決いたします。
ただいま討論いたしました平成7年陳情第16号 「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故に厳しく抗議し、運転永久停止を要求する意見書の提出について、
委員長報告のとおり、これを不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
53
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、平成7年陳情第16号 「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故に厳しく抗議し、運転永久停止を要求する意見書の提出については、
委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
────────────────
54
◯議長(
上野修一君) 次に、請願第1号 乳幼児医療費無料制度の確立を求める意見書の提出について、
委員長報告のとおり、これを不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
55
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、請願第1号 乳幼児医療費無料制度の確立を求める意見書の提出については、
委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。
────────────────
56
◯議長(
上野修一君) 次に、平成10年請願第1号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出について、
委員長報告のとおり、これを継続審査と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
57
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、平成10年請願第1号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書の提出については、
委員長報告のとおり継続審査とすることに決しました。
────────────────
58
◯議長(
上野修一君) 次に、陳情第1号 社会福祉の拡充を求める意見書の提出について、
委員長報告のとおり、これを不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
59
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、陳情第1号 社会福祉の拡充を求める意見書の提出については、
委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
────────────────
60
◯議長(
上野修一君) 次に、陳情第2号 米の関税化を撤回し、食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書の提出について、
委員長報告のとおり、これを継続審査と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
61
◯議長(
上野修一君) 起立多数。よって、陳情第2号 米の関税化を撤回し、食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書の提出については、
委員長報告のとおり継続審査とすることに決しました。
────────────────
62
◯議長(
上野修一君) 次に、各特別委員会の中間報告について、いずれも
委員長報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
63
◯議長(
上野修一君) 起立全員。よって、各特別委員会の中間報告については、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
日程第3 B議案第1号、B議案第2号
64
◯議長(
上野修一君) 日程第3 B議案第1号及びB議案第2号の2件を、件名を省略し一括議題といたします。
まず、B議案第1号について、提出者の説明を求めます。林 正男君。
〔23番 林 正男君登壇〕
65 ◯23番(林 正男君) B議案第1号 敦賀市議会議員定数減少条例の一部を改正する条例を次のように制定する。
提出者は私、林 正男。賛成者は皆さん方のお手元に配付をいたしております議員各位でございます。
提案理由といたしまして、民主的かつ能率的な行政の確保を図るため、国、地方ともに行政改革に取り組んでいる今日、全国的に地方議会の議員定数は減少傾向にある。本市議会としても、議会の権能、機能を損なうことなく正常な運営が行い得る範囲で議員定数を削減するため、この案を提出するものでございます。
よろしく御賛同をお願い申し上げます。
66
◯議長(
上野修一君) ただいまの説明に対し、御質疑ありませんか。
67 ◯20番(
河内 猛君) 提出者の今の説明を聞きまして、ちょっと質問をいたしますが、この提案理由の中で行政改革に取り組んでいる今日と、こういうことで、言えばその一環だというそういう意味の説明がありました。
その関係につきまして、ちょっとお聞きをするわけでありますが、行政改革とこの議員の定数との関係です。その点について、議会というのは執行機関と別でありまして、立法機関です。行政改革そのものは執行機関の改革だという区別がされるわけでありまして、行政改革の対象とは別だと、議会の関係につきましては。そのように私は思っておるわけです。
行政改革の本来の趣旨というのは、執行機関が肥大化をしまして、そして能率が悪くなる。そして、また官僚化する。そういった民主的な関係がそれを阻害する問題。また、合理的に変えていくという内容をもって改革が行われる、こういうことなんです。
行政改革自体は住民本位の立場から進めていくという、大事だと思うんです。住民たちが進めていくという、そういうことでありまして、議員定数の問題はこれとは無関係になる立法機関だと。ですから、議会の充実を図っていくべきであると、そのように実は思っておるわけでありまして、その点につきまして、提出者はどういうふうに考えておられるのかお伺いをいたしたいと思います。
68 ◯23番(林 正男君)
河内議員の御質問にお答えをさせていただきますが、今、御指摘がありましたように行政改革に取り組んでいる今日というような文面の中で、行政側と議会とは違うと。早く言えば車の両輪のごとくの形をとっていこうということであろうかと思いますけれども、私どもの考えでは、やはり行政のスリム化を図っていただいて、そして機能がよくなるようにということは、私ども行政改革推進委員としても言ってきたことでもございますし、また、議会の予算についても理事者の方から予算づけがされておるわけでございまして、そういう中で全国的な議員定数の削減が叫ばれておる中、敦賀市も議員みずから襟を正して、ひとつその方向で進みたいというようなことで提案をさせていただいた、提案理由のとおりでございます。
69 ◯20番(
河内 猛君) 今、予算の関係ちょっと言われましたが、予算の関係について、どうしても予算上削減せないかんということになれば、それは縮小すればいいんで、歳費を抑えるということでいけば住民の意思を議会に反映するという、その関係についてはそのまま十分に活用されると、こういうことになってきますので、そういうふうに考えるべきではないかということが一つ。
それから、自治法の関係でありますが、地方議会の重要な役割と住民自治の原則とこういうことで、その原則に立って住民の意思が議会に反映されるようにしなけりゃいかんと。そのために人口数に応じて、それに比例して地方議員の法定定数というのは定められておるということです。
敦賀の場合は36名ということになりまして、それが30名でずっときて28と。平成3年ですか、28。そして、本日提案される。こういう経過でありますが、私はその自治法に定められておる法定定数について、私は基本的には正しく見るべきだと、そういうふうに実は思っておるんです。そういう点で、正しく見て地方自治を確立をしていく。正しい地方自治を遵守していくと、そういう立場が必要でありまして、それに逆行するようなことはどうかなというふうに実は思っておりますので、そういう自治法との関係、ちょっとお伺いしておきたいと、そう思います。
70 ◯23番(林 正男君) 先ほども申し上げましたとおり、私どもでは全国的なそういう減少傾向の中で、やはり敦賀市議会も2名の議員定数を削減して、よりよい効率的な議会運営をしてまいりたいというようなことから、この提案理由のとおり出させていただいたわけでございます。
71 ◯11番(
奥山裕二君) この提案理由の中で、中ほどに議会の権能、機能を損なうことなくと、こういうふう書かれておるわけですけれども、提案者としては議会の権能、機能というものをどういうふうに考えているのかお聞きしておきます。
72 ◯23番(林 正男君) 機能と申しますのはそれぞれの立場があろうと思いますけれども、よりよい透明性のある機能をしてやっていきたいと、このようなことでございます。
73 ◯11番(
奥山裕二君) 透明性のあるどうとかこうとか言っておりますけれども、透明性になるのは理事者の方で透明性にしてもらわなあかんことで、これは機能、権能の問題とは違うと思うんです。
議会の機能、権能というのは、議会というのはいわゆる行政が行われていることに対して、本当にそれが住民の立場からいって、市民の立場からいって正しくきちっと行われているかどうかということがひとつチェックする機能です。それから、市民の声をどうやって行政の方に届けていくかと、これが議会の大きな役割ではないかというふうに私は思うわけです。
そういうことになってきますと、この損なうことなくということですけれども、結局、議員を減らすということはチェックする機能も、あるいは住民の声を行政に届けていく機能も、これは全部低下をしてくるわけです。先ほど
河内さんが言われましたように、行政改革の関係でいきますとむだと浪費を省くということですけれども、支出を抑えるということですけれども、それなら報酬とか、あるいは調査費も非常に高いわけですから、そういうものも少なくしていくという、こういうことにしていけば、別に何も今、定数をここで改めて少なくしなければならないということにならないと思うんです。その点、議会の機能、権能ということに対して、やはり認識が違っておると思うんです。
だから、そういう点でもう1回聞いておきます。
74 ◯23番(林 正男君) ただいま奥山君が言われたとおり、議会はチェックする場でございまして、理事者等をチェックをする、なおかつ予算の審議をする、そして市民の代弁者であるというような3点から成り立っておると、私は認識をいたしておりますし、そういうようなことから数が多い少ないの問題だけではなく、より効率的な運営をするがための提案でございます。
75 ◯11番(
奥山裕二君) 今言うチェックの機能の問題とか、それから機能、権能の問題はすべて基本的には低下をしていくということは事実だと思うんです。
同時に、数が多ければいい、少なければいいという論議になってくると思うんですけれども、定数を減らすということは、だれでもが市会議員に立候補することがなかなか困難だ、立候補はできますけれども当選はなかなか困難だということになってくるわけです。
以前ですと、600 とか 700でも当選しておったけれども、実際、今度2名削ると1100とか1200とかという形になってくるわけです。そうすると、なかなかみんなが出ようと思って、出て意見を言おうと思ってもなかなか言えないと。こういうことになってくると市民の声が結局一部の団体とか、一部のそういう組織の人が出ると当選するということで、そういう人の声しか議会や行政に反映していかないと、こういうことにもなりかねないのではないかと。そういう意味では、市民の声を本当に代弁できるかどうかということは非常に疑問であるというふうに私は思うんですけれども、その点どうですか。
76 ◯23番(林 正男君) 奥山君の言われるとおり、私どもでは一部の声になるのが怖いというようなこともございますし、そういうようなことで提案理由のとおりでございます。
77
◯議長(
上野修一君) 次に、B議案第2号について、提出者の説明を求めます。川端道夫君。
〔27番 川端道夫君登壇〕
78 ◯27番(川端道夫君) B議案第2号 敦賀市議会議員定数減少条例の一部を改正する条例を次のように制定する。
提出者 川端道夫、賛成者 増田議員ほか2名でございます。
提案理由といたしまして、今日の厳しい社会情勢と景気低迷が長期化している現状等に鑑み、地方自治の本旨に沿って、議会の機能や民意の反映に留意しつつ、行政の簡素化、合理化に率先して議会が範を示すべく本案を提出するものであります。
敦賀市議会議員定数減少条例の一部を次のように改正する。本則中「28人」を「24人」に改める。
附則として、この条例は次の敦賀市議会議員の一般選挙から施行する。
以上、議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
79
◯議長(
上野修一君) ただいまの説明に対し、御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
80
◯議長(
上野修一君) 以上で質疑を終結いたします。
この際、お諮りいたします。
B議案第1号及びB議案第2号については、会議規則第37条第2項の規定に基づき委員会付託を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
81
◯議長(
上野修一君) 御異議なしと認めます。よって、B議案第1号及びB議案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。
なお、B議案第1号及びB議案第2号については、討論の通告がございます。よって、これより討論を行います。
B議案第1号及びB議案第2号に反対の討論を求めます。
河内 猛君。
82 ◯20番(
河内 猛君) 日本共産党敦賀市会議員団の
河内 猛でございます。
B議案第1号 敦賀市議会議員定数減少条例の一部改正の件、並びにB議案第2号 敦賀市議会議員定数減少条例の一部改正の件につきまして、反対の討論を行います。
地方議会議員削減の動きは、鈴木、中曽根内閣以来の臨調行革路線に基づく、地方行革の一環として強引に進められてきたものであります。
そもそも地方議会は、住民から選挙で選ばれた住民の代表としての地方議員が住民の意思や要求を反映して、自治体の財政を初めあらゆる行政にかかわる重要事項を決めていく場でありまして、地方自治の重要な構成要素であります。地方自治体を真に住民の暮らしと権利を守るとりでにしていくためには、この地方議会本来の役割、責務が正しく発揮されなければなりません。地方自治法によって地方議員の法定定数が定められているのも、こうした地方議会の役割と地方自治の原則に立って、住民の意思が公正、民主的に議会に反映されることを保障する立場からであります。地方議員の数は少なければ少ないほどよいということではなくて、人口に比例した法定数をもとにして、地域の住民利益を反映することのできるように、地域の特性などを十分考慮した合理的なものでなければならないのであります。
私は、議会制民主主義破壊の議員定数削減に反対をし、住民とともに民主主義と地方自治拡充のため、全力を挙げることを申し上げまして、反対討論を終わります。
議員各位の御賛同をよろしくお願いを申し上げる次第です。
83
◯議長(
上野修一君) 次に、B議案第1号に賛成の討論を求めます。立石武志君。
84 ◯6番(立石武志君) 新陽会の立石武志でございます。
ただいま上程されておりますB議案第1号
敦賀市議会議員定数減少条例の一部改正の件について、賛成の立場から討論を行います。
本案は、議会の議員の定数を2名削減し、26名にしようとするものであります。
今、地方行財政をめぐる現下の環境は依然として極めて厳しいものがありますが、これを克服し人口の高齢化、高度情報社会への移行等、社会情勢の変化に対応しつつ、活力ある地域社会を形成するとともに住民福祉の増進を図っていくためには、地方議会の役割の重要性に十分留意し、議会の権能、機能を損なうことなく既存の組織、制度、運営等の合理化を思い切って見直し、簡素にして効率的な行政を図ることが地方行政における当面最大の課題となっているところであります。
地方議会の議員定数の減少については、各地方においてもそれぞれ既にかなりの自主的な努力が行われているところでありますが、削減することによって住民の市政への参加を狭めるものでもなければ、地方自治の本旨に反するものでもありません。
したがって、今日の社会環境が変化する中において、時代の変化に適切に対応することは強く求められており、本案はまことにこの時宜を得たものと思われます。これを契機にさらに議会活動の活性化に努めるとともに、今後とも一層市民の声を行政に反映することに決意を新たにし、本案に賛成の討論といたします。
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
85
◯議長(
上野修一君) 以上で討論を打ち切り、採決いたします。
まず、B議案第2号 敦賀市議会議員定数減少条例の一部改正の件について、提案のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
86
◯議長(
上野修一君) 起立少数。よって、B議案第2号については、否決されました。
────────────────
87
◯議長(
上野修一君) 次に、B議案第1号 敦賀市議会議員定数減少条例の一部改正の件について、提案のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
88
◯議長(
上野修一君) 起立少数。よって、B議案第1号については、否決されました。
勇退議員あいさつ
89
◯議長(
上野修一君) 次に、このたび後進に道を譲られる議員各位から
発言を求められておりますので、承ることにいたします。
まず、小川英次郎議員からの書簡を代読していただきます。
馬渕憲二君。
90 ◯16番(
馬渕憲二君) 小川英次郎議員の退任のあいさつを預かりましたので、代読させていただきます。
小川英次郎でございます。
今回は、私の不注意により最後の議会でありながら1回も出席できないことになり、残念無念でございます。
この紙面をもってごあいさつを申し上げますことをお許し願います。
さて、4期16年の長きにわたり、私も誠心誠意、議員として努めてまいりましたが、76歳という高齢となり、体力的にも気力的にもこれ以上議員活動は無理と判断をいたし、退任いたします。
顧みますれば、総合運動公園、敦賀女子短大、気比高校の建設については、特に用地買収については大変な苦労がありました。区長とともに地元議員として市当局と地元地権者のはざまにあって、あるときは徹夜にも及ぶことが何回かございました。こうして最後には適正価格で妥結いたしまして、今日に至りますとそれぞれの事業は立派に完成を見ましたこと、私も微力ではございましたが市勢発展の一助になったこと、私なりに満足いたしております。
長い4期16年の間、小川の英ちゃんの愛称をいただき、庶民派議員の一員として仲よくおつき合いをいただきましてありがとうございました。
敦賀市のさらなる御発展と議員各位、市長さん初め理事者御一同様の御活躍、御多幸を申し上げ、私の退任のごあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
91
◯議長(
上野修一君) 次に、藤田 守君。
92 ◯17番(藤田 守君) 大変貴重なお時間でございますが、お許しをいただきまして一言御礼の言葉を申し上げたいと存じます。
私、このたび4月29日の任期満了をもちまして、敦賀市議会議員の職を退任いたしたいと存じます。
顧みますと、昭和62年4月、市民の皆様の力強い御支援と温かい御厚情により、初当選の栄を浴して以来、3期12年間、微力ではございますが本市発展のため渾身の努力を重ねてまいりました。
一口に12年間と申しましても、昔ならば一昔、今ならば二昔、三昔と申しましょう。さまざまな出来事、思い出が走馬灯のごとく胸中を去来、感慨無量でございます。
この間、市長初め理事者各位、また議員各位、そして報道機関の皆さん方には温かい御支援、御指導をいただきながら、何ら事なく職務を全うすることができましたこと、ここに謹んで心から厚く御礼を申し上げます。
4月には統一地方選の火ぶたが切られ、皆様方にはいよいよ選挙戦に臨まれますが、御栄冠を勝ち取られますよう心からお祈りを申し上げます。
また、惜しくも勇退される皆様にも健康に十分に御留意をされ、それぞれのお立場で御活躍されんことをお願い申し上げます。
私、今後は一市民として本市の発展のためにいささかなりとも尽力したいと存じておりますので、倍旧の御厚情のほどをお願いを申し上げます。
最後になりましたが、皆様方の御健勝、御活躍を心からお祈りを申し上げまして、退任のごあいさつとさせていただきます。
どうも本当にありがとうございました。(拍手)
93
◯議長(
上野修一君) 暫時休憩いたします。
午後6時08分休憩
午後6時10分開議
94 ◯副議長(上山泰男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、
上野修一君。
95 ◯26番(
上野修一君) 貴重な時間をおかりいたし、お許しを得て一言お礼を申し上げます。
振り返りますと、昭和54年統一地方選挙において市民各位の温かい御支援、御厚情のもと初当選をさせていただきまして、以来5期20年、地方議員の仲間入りをさせていただきました。
今、じっくりと振り返ってみますと、20年間は本当に長いようで短かったなと思っているところでございます。在職中は、議員各位はもとより理事者の方々には大変なお世話になり、心よりお礼を申し上げます。
今、敦賀市は21世紀に向かって万難を排し邁進せねばならない時期に直面していると思います。また、4月に行われる地方選挙に出馬の皆様方には、こぞって栄冠を勝ち取られ、続けて市勢発展に御活躍をお願いする次第でございます。
長い間の御支援、御協力を心から感謝申し上げるとともに、皆様方の御健闘をお祈りいたしましてごあいさつとさせていただきます。
本当に長い間、ありがとうございました。(拍手)
96 ◯副議長(上山泰男君) 暫時休憩いたします。
午後6時12分休憩
午後6時13分開議
閉会のあいさつ
97
◯議長(
上野修一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、市長から
発言を求められておりますので、承ることにいたします。
〔市長 河瀬一治君登壇〕
98 ◯市長(河瀬一治君) 閉会に当たりまして一言お礼のごあいさつを申し上げます。
第1回市議会
定例会は、去る5日に開催され、本日まで15日間、議員各位には本会議並びに各委員会を通して、終始熱心かつ慎重に御審議を賜り、平成10年度補正予算案並びに平成11年度当初予算案を初め各条例案など全議案について原案どおり議決を賜り、ここに厚くお礼を申し上げます。
議決いただきました予算案を初め各議案の執行に当たりましては、本会議あるいは各委員会を通じて議員各位から承りました御意見等を十分に尊重いたしまして、御要望に沿うべく努力をいたす所存でございます。
さて、早いもので議員各位の任期、並びに私の任期もいよいよ間近に迫りました。おかげをもちまして今日まで市制60周年記念事業の開催を初め、福祉総合センターの完成、近畿自動車道敦賀線の全線施行命令、そしてシンボルロードの整備等々諸施策、諸事業を円滑に推進できましたことは、市議会議員各位を初め市民の皆様の御理解、御協力のたまものと心から感謝申し上げる次第であります。
本年は敦賀港開港 100周年の記念の年でもあります。つるが・きらめきみなと博21の開会まであと4ヵ月足らずとなり、今、この準備に万全を上げております。市民の皆様方とともにみなと博を成功裏に導き、先人の皆様が営々として築いてこられたふるさと敦賀をさらに活力と魅力にあふれ、愛着を感じ、誇りに思う町にするため、私は初心に返り、若さと情熱を打ち込んでいく決意を新たにしているところでございます。
承りますと、多数の先生方は引き続き市議会議員選挙に立候補されるとのことでございますが、どうかめでたく御当選なられまして再びこの議場へ御登壇されますよう、心からお祈りを申し上げる次第でございます。
さらに、県議会議員選挙に転じられる皆さんにおかれましては、これまためでたく御当選になり本市と県政とのパイプ役として、敦賀市発展のため御尽力賜りますようお願いを申し上げます。
また、このたび御勇退をされる皆さん方におかれましては、長年の御労苦に対し、深甚なる敬意と感謝を申し上げますとともに、今後も市政に対しまして御指導、お力添えを賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
この4年間、各位からお寄せいただきました御支援、御協力に対しまして、重ねて感謝申し上げますとともに、くれぐれも御健康に御留意をくださいまして、皆さん方のさらなる活躍をお祈り申し上げる次第であります。
閉会に当たりましてごあいさつとさせていただきます。
本当にありがとうございました。(拍手)
99
◯議長(
上野修一君) 以上で、今期
定例会に提案された議案の審議、決定並びに請願・陳情の取り扱いについては、すべて終了いたしました。
今期
定例会に当たり、提案された多数の重要案件につき、開会以来、本日までの長きにわたり終始熱意をもって御審議いただき、厚くお礼を申し上げます。
また、理事者の方々におかれましても、予算編成の着手に始まり、今日までの御尽力に対して深く敬意を表します。
これをもって平成11年第1回敦賀市議会
定例会を閉会いたします。
午後6時17分閉会
上記会議のてんまつに相違ないことを証明するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 上 野 修 一
副 議 長 上 山 泰 男
署名議員
署名議員 秋 田 達 雄
同 奥 山 裕 二
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